もっともオーソドックスな石留めの方法の一つで、爪と呼ばれる棒状の貴金属の地金を、主に石留めヤットコ等の工具で倒して石枠に宝石を固定する石留め方法です。
爪留めは実にさまざまなバリエーションがあり、マーキスカット、スクエアカットなどさまざまなカットの石に対応できます。爪の本数は2本から8本くらいが一般的ですが、デザインによってはわざと爪の本数を増やすこともあります。
爪留めは爪自体の形状を変えることでも印象が変わってきます。爪を丸くすると可愛らしく、三角形は上品に、四角形はシャープな印象を与えます。また爪の太さによっても与える印象は変わります。爪が細いと華奢な印象、太いと力強い印象になります。
お勧めバリエーション
- 大きめの石を爪の本数を増やして爪留め。アンティーク風の繊細な雰囲気に。
- 石を持ち上げて、爪と爪の間に透かし模様を入れメレダイヤをあしらってみては?ワンランク上のジュエリーになりますよ。
- 小さめの石をたくさん集めてブーケのような雰囲気に、繊細で上品な雰囲気になります。
加工例