みつこジュエリーアートのジュエリーがデザインが決まってから製作するところをご紹介します。

打ち合わせ

デザイン画を基に、製作する職人さん達とデザインのイメージや加工方法等、ディテールを 打ち合わせます。

実は、この打ち合わせがとても重要です。最初の段階でかなり細かいところまで打ち合わせておかないと、イメージ違いなどが起こり、後から手直しが必要になってしまいます。

ロウ付け

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必要なパーツをそれぞれ作り、ロウ付けしていき ます。

ロウ付けとは、くっつけたい金属同士をバーナーの火 で 温め、金属のロウ剤を溶かして金属同士をくっつける事です。ロウ付けした後、沸騰した硫酸に入れて、火をあてた所の黒ずみや、くっつけやすくする為に使った薬 品を 取ります。

ロウ付け後、ロウ剤のはみでた部分を磨いてきれい にします。

刻印、サイズだし、整形

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素材の刻印を打って、リングサイズをだします。

まず荒い目のやすりで外側の形を整えていきます。

次に中ぐらいの目、またその次の細かい目のやすりと、徐々に目を小さく変えて、表面をきれいに整えていきます。

磨き

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形を整えたら、磨いていきます。

まずリングの内側を鏡のような状態に磨きます。金属は磨く前は、表面はザラザラとしていて鏡のように光って いません。

これを磨き粉をつけながら、リューターという道具で鏡のような状態になるまで磨いていきます。(鏡面仕上げ)

丸い所は丸く、角はきっちりと出すなど、外側は最初に荒く削り、整えた形に沿って、細かい部分まで磨いていきます。

プラチナが一番磨くのに手間がかかり、徐々に磨く粉の粒子を細かいものに変えていき、何段階か経てやっと鏡面に なります。

石留め

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次は石留めです。

おおよそ磨いてリングを綺麗にしたら、宝石を留めていき ます。石留めは、まず留める石を石座(石が乗る場所)にのせてみて、真っ直ぐに石が座るようにやすり等で石座で調整します。

次に石をのせ、上から金属の爪を 曲げ押さえて留めたり、タガネという道具を使 って(写真)石の周りの金属を叩いてとめます。力がかかるので、松ヤニや彫刻台(写真)で動かないように固定して作業します。

仕上げ

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仕上げは、細かいキズをリューターで丹念に取り、バフ(写真)という大きな研磨機で、光らせていきます。

ここでは大まかに、作業の工程をご紹介しました。

デザインによって、他にもいろんな工程が入ってきます。ジュエリーの加工は、小さな金属をミリ単位でくっつけたり、 たたいたり、そして削って磨いていく 細かい作業です。